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<年長組がみんなで作った「にこにこきらきらゆうえんち」>

 10月に遠足に行った経験から、「自分たちでも遊園地を作りたい!という話になり、年長2学級が合同で5つのグループに分かれて取り組みました。自分たちが作りたいものを作るためには、どんな遊具や物、材料でできそうか、どうやって作るかを友達と相談し、実際に動かしたり作ってみたりしながら、試したり工夫したりしていきました。

お菓子「お菓子の模様の電車にしよう」 「おばけ迷路のガイコツ作ろう」

「四角い段ボールをどうやって丸くする?」「夜のトンネルはきれいだよ」

遊園地が完成すると、まず年長児同士で遊んでみました。それから気付いたことや遊んでみて感じたことを他のグループの友達にも伝え合い、足りないものを作ったり直したりして、年少中の友達を遊園地に招待しました。作り進めている最中には、「赤組さん、これだと難しいかな?」という声が自然と出てきました。昨年度、自分たちも年長の遊園地に招待してもらったことを覚えていて、自分たちも年下の子を招待して遊ばせてあげる気持ちになっていたようです。

招待「にこにこきらきらゆうえんちにきてください」年少組、年中組に招待状を届けに行きました。

遊園地オープン当日。自分の係を確認して動く姿、友達と声を掛け合って進めていく姿、年少中の友達の手を引いて案内する姿など、自分たちで進めていこうとする年長児の素敵な姿がたくさん見られました。「明日も来たい!」「楽しい!」と喜んでくれている姿に、「やったー」「大勢来てくれたね」と達成感を抱いている子供たちでした。

ジェットコースター「よるのジェットコースター、出発しまーす」  「おさかなカフェ、スイーツをどうぞ。お魚も泳いでいるよ」 「みなみのカップ、ハンドルもまわりますよ」「おかしのゴールをめざせ!わたあめの木やドーナツ、アメの雨がみられるよ」

「おばけ迷路、入り口が二つありますよ」

 遊園地を終えた翌日には、年少赤組、年中黄組、年中桃組からお礼の手紙が届きました。楽しんでもらえたことが分かり、嬉しそうな子供たち。遊園地作りの経験を通して、友達と一緒に作る楽しさや思いを伝え合うことの大切さを知り、年下の友達のことを考えて車を動かす速さを調整すること、降りる時に危なくないように押さえること、自分から優しく言葉を掛けてあげることなど、自分で気付いて行動していました。自分たちがしたことで、小さい子たちが喜んでくれる嬉しさを感じることができたようです。友達と役割を分担し、途中で交代もし、協力し合って頑張りました。

 グループの友達とイメージを出し合って、それを形にしていくのは難しく、うまくいかないこともありましたが、子供たちと先生たちとで一緒に考え、力を合わせて素敵な遊園地ができました。作成途中の時に、参観日として保護者の方々に見ていただけたのも嬉しかったようです。遊園地ごっこを通して大きな達成感を味わい、一人一人の自信につながったことと思います。オープンの2日間は、年少組や年中組も自分でいろいろなブースに並び、お兄さんやお姉さんに教えてもらいながら、本当の遊園地に行ったように楽しんでいました。みんなの楽しい体験となりました。