文京区立第三中学校校長の神山洋之と申します。何卒よろしくお願い申し上げます。
春の花が満開に咲く季節に新入生を迎え新しい年度がスタートしました。
第三中学校は教育目標として
「自ら考え、進んで学ぶ人」
「思いやりのある、心豊かな人」
「ねばり強く、心身ともにたくましい人」
を掲げています。そして校訓として
「豊かな心」(自主・協力・創造)
があります。
3つの教育目標と校訓をバランスよく達成して、一人一人が成長し、今後の人生において困難を乗り越える力を身に付けていくことを目指しています。
日々の授業や学校行事、生徒会活動、部活動等、中学校生活には、生徒の皆さんのもつ可能性を引き出す活動や、友達・上級生と力を合わせて自主・協力を必要とする活動が沢山あります。生徒は自分の可能性を信じて、様々な活動に積極的に取り組んでいます。
本年度も教育活動の更なる充実のため、教職員一同全力を尽くしてまいります。保護者・地域の皆様には引き続きご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
1.学力向上のための取り組み
①「三中スタイル」を学年・教科の枠を超えて指導の徹底を図る学習スタンダードとして全校で共通した取り組みとする。「ねらい」「ながれ」「まとめ」を確認しながら、生徒が見通しをもって、主体的に学習する姿勢を育成する。
②少人数授業による個に応じた指導
数学・英語の授業において少人数学習指導を習熟度に応じて、学習集団を編成することで、個に応じた指導の徹底を図る。
③ICT機器を活用した主体的・対話的で深い学びの実現
タブレット端末やアクティブボード、電子黒板等のICT機器を活用して、個別最適化された学びや創造性を育む学びを実現する。生徒の資質・能力を一層確実に育成していく。
2.検定に向けた放課後学習の充実
全学年を対象とした「水曜教室」や、NPO法人と連携した数学・英語等の「検定講座」を実施し、個々の生徒の学力の向上を目指す。
3.English Day Campによる国際理解教育の推進
夏季休業中にEnglish Day Campを実施する。英語教育、国際理解教育のより一層の充実を図る。
4.開かれた学校の実現
学校だより、学校公開、学校評価及びオープンキャンパスの実施等を通して、家庭や地域との連携・交流を深め、開かれた学校を実現する。
5.将来を見据えたキャリア教育の充実
上級学校調べ、上級学校訪問などを通して、様々な進路についての関心と理解を深める。生徒の能力や適性を生かして、将来の自分を見据えた進路選択を主体的に行えるよう指導する。
6.小学生を対象とした授業体験・部活動体験
小学生を対象とした授業体験・部活動体験、中学校生徒による小学生への学校紹介、授業公開日等における学校見学等を通して、中学校入学前に中学校の様子を知る機会を作り、連携を進めることにより、「育ち」と「学び」の適時性と連続性を重視した指導を推進する。