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校長 熊倉 勝

 

 明化小学校は、都営三田線千石駅より徒歩5分の閑静な住宅街の中にある学校です。開校は明治7年。今年度開校150周年を迎えます。校名は、文明開化のことばより「明化」と名づけ、本校に進んだ文化を取り入れ、新しい日本を築く子どもの育成を期待したものと言われています。 校章は、桜の花をもとに蕾と芽を配置し、満開の花を表したものですが、ここにも文明開化の時代に開校した、本校の教育理念を知ることができます。校舎は、昭和5年に建てられました。どんな地震にも耐えるとの強い決意が感じられる太い柱、水平直線が強調されたモダンな外観、白壁と黒光りしたこげ茶の床や戸とのコントラスト、廊下のアーチ型のデザイン等が印象的です。94年間子どもたちを見守り続けた校舎は今も本校の誇りですが、令和5年夏の改築Ⅰ期工事完了に伴い完全に別れを告げ、現在、改築Ⅱ期工事に向けての準備が進められています。新しい校舎のコンセプトは、『復元的改築』。明治から令和までの“想い”をつなげ、新しい時代にステップする新校舎が建築されます。令和7年11月の新校舎完成が楽しみです。

 また、本校には「静心の鐘」があり、毎週月曜日の全校朝会に6年生の代表が交代で鳴らし、1週間の始まりを静かな心でスタートする習慣があります。昭和16年に同窓会から贈られた釣鐘です。80年以上にわたって明化小の子どもたちは、この鐘の音を聞いて育ちました。
 今年度、開校150周年に当たり、150年かけて創り上げられた伝統を振り返り、『新しい明化小の歴史を自ら創っていく』を合い言葉に、明化小学校の子どもたちは、よき歴史と伝統を受け継ぎ、新しい時代に必要な力を身に付けるべく、伸びやかに成長していきます。

 

Ⅰ 学校教育目標

 人間尊重の精神を養い、豊かな情操と友愛の精神を高め、自主性と創造性を伸ばし、協力しながら責任をもってやり通す、心身ともにたくましい児童を育成する。

明化の子どもはやり通す
○やり通す 心とからだ
◎人のため 進んでだせる ことばと力
○気づき 考え つくり出す力

 

Ⅱ 目指す学校像

「子どものためにやり通す」学校
-豊かな体験活動と教養教育を中心とした『明化ブランド』の教育の推進-

  ○ 【子ども】…子どもが毎日喜びと期待をもって登校する学校
  ○ 【教職員】…学び続け、自らの力を存分に発揮するスタッフが支える学校
  ○ 【保護者】…安心して子どもを預けられる学校
  ○ 【地 域】…町の誇りであり、シンボルであり、いつまでもかかわり続けたくなる学校

 

Ⅲ 学校教育目標達成のための基本方針

〈人権尊重〉
  ○ 教育活動全体を通して人権尊重の精神を培い、どの命も等しく大切にし、主体的・協働的・創造的に行動できる子どもを育成します。

〈豊かな心〉
  ○ 子どもの道徳性、自己肯定感の育成を目指して、豊かな体験の場や多様な表現・鑑賞の場をつくります。
  ○ SDGsの達成に向けた教育の考え方に立脚した『地域協働プログラム』の充実・発展を図り、地域とともに実施する活動を各学年で実施します。

〈確かな学力〉
  ○ 子どものよさや可能性の伸長、基礎的・基本的な学習内容の確実な習得を目指します。そのために、子どもを授業の主体者とした「わかる授業」を展開します。
  ○ 学習の基盤となる言語能力、情報活用能力の伸長を図ります。

〈健やかな体〉
  ○ 運動の日常化を推進するとともに、体力テスト等のデータを基にした体育学習や食育の一層の充実を図ります。
  ○ オリンピック・パラリンピック教育として実施してきた様々な取組を継続させ、学校2020レガシーを創造します。

〈明化の特色ある学校づくり〉
  ○ 子どもの豊かな体験の場と教養を身に付ける数多くの活動。これが『明化ブランド』の教育です。
  ○ 俳句の取組を通して子どもの語いを豊かにし、自らの価値観に気付かせます。
  ○ 音楽を愛する心情と感性を育て、豊かな情操を涵養します。