校歌
1 | 大空さして | すこやかに |
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のびる緑の | 若竹を | |
しるしに | かざす | |
しるしに | かざすわれら | |
2 | 名も文京の | 花香る |
学びのひろの | ふみわけて | |
たゆまず | たどる | |
たゆまず | たどるわれら | |
3 | かごめのあやに | 手をむすび |
力合わせて | 新しい | |
時代を | つくる | |
時代をつくる | われら | |
よろこび | あふれて | |
のぞみに | かがやく | |
われらの | 駕籠町小学校 | |
われらの | 駕籠町小学校 |
昭和34年3月に制定。
駕籠町小学校第2代父母の会会長、元国語審議会委員、松坂忠則氏が作詞いたしました。
松坂忠則氏は、次のように語っています。
「駕籠町小学校ができたとき、わたしは、長男を昭和小学校から転校させた。まもなく、わたしは礒野校長先生から、校歌の歌詞を作ることを頼まれた。わたしは国語が専門なので、それまでにもわずかながら校歌を作ったことはあったが、これは地元の学校のことゆえ、かくべつ重荷に感じられた。校長先生からは、三つのテーマを与えられた。それに従って、一番と二番は、わりあいすらすらとできた。ところが、三番は、どうしてもまとまらない。
そのある日、所用で出かけたわたしのタクシーの前を、大きな竹かごに野菜を積んだトラックが行く。ひどく揺れるが、かごは、がっちりと野菜を守っている。そのとき『かごめのあやに手を結び』という一句がひらめき、それによって、どうやら自分としては満足に思えるものができあがったのであった。護国寺近くの坂道であった。」
校章
緑のささの葉の間に、星のように輝く三つの白りんどうの花。その名もささりんどうの校章である。悪条件の多かった誕生期、学校を象徴し、子どもの夢と誇りを抱く校章を考えようと話がで、疲れた身、東大の銀杏並木を月と散策し、46種のすべて「カゴ」にちなんだ竹のデザインをする。その中より全職員で選択、現在の校章が決定された。
四季を通じて緑の色の濃い若竹のように希望に燃えて、すくすくと成長の道を一路進むことを念じて。
(昭和44年2月発行 創立10周年記念誌より)