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スクール・モバイルミュージアム(大学連携事業室)

「隕石」展チラシ

「隕石」展チラシ
(PDFファイル; 約2.2MB)

隕石 星のカケラが語ること

企画・展示:三河内 岳・遠藤 秀紀

協力国立極地研究所

 

宇宙からやって来た、星のカケラである“隕石(いんせき)”。どこの星から来た、どんな“石” なのでしょうか? じつは、隕石のほとんどは火星と木星の間にある小惑星からやって来ていて、中には月や火星から飛んで来たものも見つかっています。展示されたたくさんの隕石から、地球にやって来るまでの長い道のりを想像してみてください。隕石は46億年前の太陽系の誕生とその後のダイナミックな天体進化の歴史を記録したタイムカプセルなのです。隕石は、南極や砂漠でたくさん見つかっていて、研究者らによって隕石探査のフィールドワークが行われています。展示では、どのようにして、太陽系の歴史証人となる希少な研究材料が採集されるかも紹介します。また、巨大な隕石は、地球に落下したときの大爆発によって衝突クレーターを作ります。隕石そのものは、蒸発して残りませんが、そこにあった地球の岩石は、宇宙からのメッセージを受け取り、巨大衝突の痕跡を残すのです。これら様々な“星のカケラ”を眺めていると、太陽系と地球の長い歴史をきっと実感することができるはずです。

 
展示期間:2024年11月12日 火曜日から2025年3月31日 月曜日まで

休館日 :日曜,祝日,年末年始(12月29日~1月3日)

開催時間:9時から17時
入場料 :無料
会場  :文京区教育センター2階 大学連携事業室

講演

日時 タイトル 講師
12月14日 土曜日 14時から
15時
隕石が語る太陽系が生まれたころの話 三河内 岳
(東京大学総合研究博物館 教授)
1月25日 土曜日 火星から飛んできた隕石がある!?
2月15日 土曜日 南極で隕石を探す
3月1日 土曜日 砂漠は隕石の宝庫

会場:教育センター2階 研修室

定員:90人(先着順)

対象:どなたでも

参加費:無料
申込:不要。当日直接教育センターにお越しください

 

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過去の展示

「動物観」展チラシ

「動物観」展チラシ
(PDFファイル; 約810KB)

動物観

展示制作:アメッド・ポプラ・花、中川梨花、工藤光平

展示監督遠藤 秀紀

 

人間が動物に向けて培ってきた動物観を動物標本を使って展示に表現し、観る主体者の心に訴えたい。

動物は私たちの身近に存在する。例えば、動物をペットとして可愛がったり、動物園に見に行ったり、信仰の対象として祀ったりする。動物は人の精神世界にまで入り込み、私たちの生活を豊かにする。

一方で私たちは、動物たちを労働力として使い、屠殺や狩猟によって糧にもしてきた。

「食」、「愛玩」、「狩猟」、「飼育」、「使役」、「信仰」、「物語」、「保護」などの切り口から、人と動物の間の切り離すことのできない”つながり”に迫る。心を澄まして、私たちの動物観を思慮し、表現してみたい。

 
展示期間:2024年5月10日 金曜日から2024年9月30日 月曜日まで

 ※終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。

休館日 :日曜,祝日

開催時間:9時から17時
入場料 :無料
会場  :文京区教育センター2階 大学連携事業室

 

※情勢に応じて、開催日時等が変更になる可能性があります。

 

講演 人と動物の間柄を考える

日時 タイトル 講師
5月18日 土曜日 「食べる」と「拝む」の間に 遠藤 秀紀
(東京大学総合研究博物館 教授)
6月22日 土曜日 鶏を取り巻く人間模様 工藤 光平
東京大学総合研究博物館 特任研究員
7月27日 土曜日 人と動物、その現在・過去・未来 遠藤 秀紀
(東京大学総合研究博物館 教授)
8月17日 土曜日 鷹と鶏の距離:手の掛け方と愛で方の違い 工藤 光平
東京大学総合研究博物館 特任研究員

 

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「バイオミネラル」展チラシ画像

「バイオミネラル」展チラシ
(PDFファイル; 約4.2MB)

バイオミネラル

展示企画:佐々木 猛智・鈴木 道生・遠藤 秀紀

 

バイオミネラルとは骨や貝殻のように生物が自ら作り出す鉱物のことを指し、脊椎動物、軟体動物(貝類)、棘皮動物(ウニ)、節足動物(フジツボ)、刺胞動物(サンゴ)などの多くの生物がバイオミネラルを形成する能力を持っています。バイオミネラルは体を支えたり、防御したり、カルシウムを貯蔵したり、様々な機能を持っており、多くの生物にとって生きていく上で欠かせません。今回の展示では、バイオミネラルの代表的な例を実物の標本で展示し、形、機能あるいは成分の多様性を紹介します。バイオミネラルが作られる作用のことをバイオミネラリゼーションと呼び、日本では東京大学の研究者が中心となってバイオミネラリゼーション研究会という研究会が組織され研究上の情報交換を行っています。本展示ではバイオミネラリゼーション研究会で行っている最新の研究例についても紹介します。

 
展示期間:2023年10月24日 火曜日から2024年3月30日 土曜日まで

 ※終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。

休館日 :日曜,祝日,2023年12月29日から2024年1月3日

開催時間:9時から17時
入場料 :無料
会場  :文京区教育センター2階 大学連携事業室

 

※情勢に応じて、開催日時等が変更になる可能性があります。

講演会

日時 タイトル 講師
2024年
1月20日 土曜日
バイオミネラルの多様性と機能 佐々木 猛智(東京大学総合研究博物館 准教授)
1月27日 土曜日 真珠はなぜ輝くのか? 鈴木 道生(東京大学農学生命科学研究科 教授)
2月17日 土曜日 ウニってどんな生き物? 幸塚 久典(東京大学理学系研究科付属臨海実験所・技術専門職員)
2月24日 土曜日 電子顕微鏡で見るバイオミネラルの世界 奥村 大河(東京大学理学系研究科 助教)

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「遭遇」展チラシ画像

「遭遇」展チラシ
(PDFファイル; 約4.1MB)

遭遇

展示制作:本堂 親紹・武田 精一郎 展示総監督遠藤 秀紀(東京大学総合研究博物館)

 

博物館で研究する者は、しばしば骨格標本と向き合っている。科学的客観的テーマをもって研究するとともに、かつて動物の命を携えていた骨を見ながら、骨の形に心動かされて時間を過ごす。まさにそれは、骨との遭遇である。骨から得るものはしばしば知識であり理論であるが、今日は見えてくるかもしれないのは、骨とそれを観察する人間との間柄である。

 
展示期間:2023年5月10日 水曜日から9月30日 土曜日まで

 ※終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。

休館日 :日曜,祝日

開催時間:9時から17時
入場料 :無料
会場  :文京区教育センター2階 大学連携事業室

 

※情勢に応じて、開催日時等が変更になる可能性があります。

 

講演 動物研究者との出会い

日時 タイトル 講師
2023年
5月20日 土曜日
ヤギはなぜ崖に立てるのか
~骨の造形に魅せられて~
武田 精一郎(東京大学大学院生)
6月17日 土曜日 樹上生活のスペシャリスト・サルの肩からヒトへの進化を考える 姉帯 沙織(東京大学大学院生)
7月22日 土曜日 ブタとイノシシはどう違うのか
~人が動物に与えた変化~
本堂 親紹(東京大学大学院生)
8月19日 土曜日 鶏の不思議を追いかける:無知の知と不知の自覚 工藤 光平(東京大学総合研究博物館 特任研究員)

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「東大地質図コレクション」展チラシ画像

「東大地質図コレクション」展チラシ
(PDFファイル; 約3.5MB)

東大地質図コレクション

展示企画:佐々木 猛智・三河内 岳・清田 馨・遠藤 秀紀(東京大学総合研究博物館)

 

デジタル化の進展とともに「地図」はますます身近なものになり、我々の日常生活においても学術の世界においても欠かせないものになっています。地図には様々な種類があり、地形や建築物等を網羅的に図示した一般的な地形図だけでなく、土地利用図、土壌図、植生図、天気図、海図など特定の目的で作成されるものがあり主題図と呼ばれています。
今回おもに展示する「地質図」は特色ある主題図の代表例であり、有用資源の探索や土木工事の際には必ず必要となる社会基盤情報です。この展示では、東京大学総合研究博物館の地学系部門が所蔵する日本および世界の様々な地質図などの実物と、関連する地質標本(岩石、鉱物、鉱石、化石等)や地質図を作るために用いたフィールドノートなどを展示し、地質図に関する用語の意味、地質図の読み方について解説します。

 
展示期間:2022年11月29日 火曜日から2023年3月31日 金曜日まで

 ※終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。

休館日 :日曜,祝日,年末年始(12月29日から1月3日まで)

開催時間:9時から17時
入場料 :無料
会場  :文京区教育センター2階 大学連携事業室

 

※情勢に応じて、開催日時等が変更になる可能性があります。

※ご来場の際は、マスクの着用をお願いします。

※状況により、会場内の人数制限を行う場合がございます。

講演会

日時 タイトル 講師
2023年
1月14日 土曜日
化石の探し方と地質図の読み方 佐々木 猛智(東京大学総合研究博物館・准教授)
1月21日 土曜日 東大化石の研究史 佐々木 猛智(東京大学総合研究博物館・准教授)
1月28日 土曜日 探査と隕石から読み解く火星の科学 三河内 岳(東京大学総合研究博物館・教授)
2月18日 土曜日 日本の鉱山と鉱物 清田 馨(東京大学総合研究博物館・キュラトリアルワーク推進員)

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「蝶 ー魅惑の昆虫ー」展チラシ画像

「蝶 ー魅惑の昆虫ー」展チラシ
(PDFファイル; 約1.2MB)

-魅惑の昆虫-

展示企画:矢後 勝也・遠藤 秀紀(東京大学総合研究博物館)

後援:日本鱗翅学会、日本蝶類科学学会、日本蝶類学会、ファーブル昆虫館「虫の詩人の館」

 

 蝶(チョウ)といえば、艶やかな色彩を輝かせて飛ぶことから、よく目立ち、可憐で美しく、映える昆虫の代表です。時には人の心をひきつけて惑わすほど、魅力いっぱいの昆虫でもあります。その翅の色彩・模様の多様性はどのように進化してきたのでしょうか? 種間・種内・雌雄の識別、敵に毒があることを示す警告色、身を潜めるためのカムフラージュなど、実は生きるための術から生じてきたと考えられています。
 今回の展示では、蝶に魅了されて長く研究を続けていた元文部大臣・鳩山邦夫氏(1948‒2016)により採集・飼育され、東京大学総合研究博物館に寄贈された多くの蝶類標本とその業績に触れながら、翅の多様性を創り出した進化の軌跡のほか、分類、生態、行動、遺伝などの様々な蝶類研究を紹介します。また、蝶が教えてくれる近年の生態系破壊や地球温暖化、外来種などの環境問題について、自然との共生も見据えながら解説します。美麗で魅惑的な存在感を放つ蝶にひき込まれながら、科学的な好奇心や探求心を抱いてもらえれば幸いです。

 
展示期間:2022年5月13日 金曜日から2022年10月31日 月曜日まで

 ※終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。

休館日 :日曜,祝日

開催時間:9時から17時
入場料 :無料
会場  :文京区教育センター2階 大学連携事業室

 

※情勢に応じて、開催日時等が変更になる可能性があります。

※ご来場の際は、マスクの着用をお願いします。

※状況により、会場内の人数制限を行う場合がございます。

昆虫学者による講演会

日時 タイトル 講師
6月4日 土曜日 映える「蝶」の魅力と研究
-鳩山邦夫コレクションから-
矢後 勝也(東京大学総合研究博物館・講師)
7月30日 土曜日 アジア産チョウ類の生活史
-未解明の幼生期を追って-
原田 基弘日本蝶類学会・名誉会員/東京大学総合研究博物館・研究事業協力者
8月20日 土曜日 枯葉や岩に化ける蝶の擬態
-擬態模様はブロックの組み合わせでできている-
鈴木 誉保東京大学大学院新領域創成科学研究科・特任助教
9月10日 土曜日 タテハチョウの幼虫の分類 手代木 求日本蝶類学会・元編集委員長/東京大学総合研究博物館・研究事業協力者
10月8日 土曜日 キラキラ輝くジャングルのセセリチョウ 築山 洋日本蝶類学会・元編集委員長/東京大学総合研究博物館・研究事業協力者
10月22日 土曜日 蝶の寿命
-食べる、そして、恋する一生-
奥本 大三郎埼玉大学・名誉教授/ファーブル昆虫館「虫の詩人の館」・館長

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「鶏玩考」展チラシ画像

「鶏玩考」展チラシ
(PDFファイル; 約3MB)

鶏玩考(けいがんこう)

展示監督:工藤 光平・遠藤 秀紀(東京大学総合研究博物館)

 

 ニワトリには人を惹きつけてやまない何かがある。東南アジアに生息するセキショクヤケイに魅せられた人々は、それを捕獲し家畜化した。やがて、羽や体型、鳴声や性格を選抜することに夢中となり、気がつけば世界各地で300を超える品種が愛育されるに至った。その執念とも言えるニワトリへの思いは決して生物ニワトリの中だけに完結しない。自ら生み出した品種をモチーフに、ニワトリへの念望を無生物へと昇華させる。翫藝(がんげい)のニワトリである。そうして創造された生彩な翫具・藝術品もまた、普遍的に愛されていく。今回はニワトリを象る鮮やかで精巧な工芸品からユーモラスなおもちゃまで、その題材となった品種とともに展示した。無粋な言葉など必要としないほどの熱量が、この空間に詰まっている。視界を埋め尽くす膨大な翫藝に、ニワトリへの愛に、きっと圧倒されるはずだ。

 
展示期間:2021年11月8日 月曜日から2022年3月31日 木曜日まで

 ※終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。

休館日 :日曜,祝日,年末年始(12月29日から1月3日まで)

開催時間:9時から17時
入場料 :無料
会場  :文京区教育センター2階 大学連携事業室

 

※情勢に応じて、開催日時等が変更になる可能性があります。

※ご来場の際は、マスクの着用をお願いします。

※状況により、会場内の人数制限を行う場合がございます。

講演会

日時 タイトル 講師
12月4日 土曜日 神聖視に始まる日本鶏 工藤 光平
(東大総合研究博物館)
1月29日 土曜日 闘鶏から観賞用鶏へ
2月26日 土曜日 卵・肉食と外国鶏人気
3月19日 土曜日 日本鶏の文化的意義の再考

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「貝の不思議」展チラシ画像

「貝の不思議」展チラシ
(PDFファイル; 約2.3MB)

貝の不思議

展示監督:佐々木 猛智・遠藤 秀紀(東京大学総合研究博物館)

 

貝は世界の海洋でもっとも繁栄している生物です。

貝は不思議な生物であり、貝に関する疑問は尽きることがありません。

本展示では貝類について最も多く寄せられる以下の4つの疑問に注目します。

(1)貝は何種くらいいますか?

(2)貝殻はなぜできるのですか?

(3)熱帯の貝はなぜ美しいのですか?

(4)貝の寿命はどれくらいですか?

これらはどれも単純な疑問ではありますが、正確に答えることが難しい問題です。

現在の貝類学でどこまで分かっているのか、実物の標本を用いて解説します。

 
展示期間:2021年5月15日 土曜日から2021年10月2日 土曜日まで

※終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。

休館日 :日曜,祝日

開催時間:9時から17時
入場料 :無料
会場  :文京区教育センター2階 大学連携事業室

 

※情勢に応じて、開催日時等が変更になる可能性があります。

※ご来場の際は、マスクの着用をお願いします。

※状況により、会場内の人数制限を行う場合がございます。

講演会

日時 タイトル 講師
7月17日 土曜日 貝の不思議(1) 貝殻の作り方 佐々木 猛智
(東大総合研究博物館)
7月24日 土曜日 貝の不思議(2) 色と模様
8月7日 土曜日 貝の不思議(3) 大きさと寿命
8月14日 土曜日 貝の不思議(4) 生活様式の多様性

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「美しい蛾の世界」展チラシ画像

「美しい蛾の世界」展チラシ
(PDFファイル; 約3.3MB)

美しい蛾の世界 ー舞い飛ぶ天使の化身ー

展示企画:矢後勝也・遠藤秀紀(東京大学総合研究博物館)

後援:日本蛾類学会、日本鱗翅学会


 一般に蛾(ガ)といえば、夜に鱗粉を散らしながら飛ぶイメージなどから、地味で気味の悪い印象が強いかもしれません。ところがよく観
察すると、その翅の形は多種多様で、色彩も艶やかで美しいものが多いことに気づかされます。そのような翅を羽ばたいてひらひら舞う姿は、
天使の化身に例えられることもあります。
 今回の展示では、日本蛾類学会会長・岸田泰則氏の寄贈標本を中心に、東京大学総合研究博物館所蔵の多くの蛾類標本に囲まれながら、そ
の多様性を創り出した系統発生の道筋のほか、擬態、フェロモン、翅の進化、最近発見された新種・新亜種などに関する研究を紹介・解説し
ます。美麗な蛾の魅力に触れながら、科学的な関心や興味を抱いてもらえれば幸いです。

◆生きたフユシャクガのメスも展示しています。

 
展示期間:2021年1月9日 土曜日から2021年3月27日 土曜日まで

※終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。

休館日 :日曜,祝日

開催時間:9時から17時
入場料 :無料
会場  :文京区教育センター2階 大学連携事業室

 

※情勢に応じて、開催日時等が変更になる可能性があります。

※ご来場の際は、マスクの着用をお願いします。

※状況により、会場内の人数制限を行う場合がございます。

昆虫学者の講演会

日時 タイトル 講師
2021年
3月6日 土曜日
「蛾と蝶のちがいとは?」 矢後 勝也(東京大学総合研究博物館・助教)
3月13日 土曜日 「世界の美しい蛾とその魅力」 岸田 泰則(日本蛾類学会・会長/東京大学総合研究博物館・研究事業協力者)

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「生きている骨」展チラシ画像

「生きている骨」展チラシ

(PDFファイル; 約2MB)

生きている骨

展示監督:遠藤秀紀

 骨を見る機会は少ない。写真や絵やせいぜい博物館の展示場がその場面をつくるくらいだ。そして動物の骨が飾られるところには、必ずといっていいほど小難しい理屈が記されている。しかし大切なのは、理屈以前に骨そのものをじっくり見ることだ。描画や彫刻に挑みたくなるくらいに相手を見つめてこそ、骨との対話ができるようになる。まずは骨の姿を思う存分受け止めてから、少しばかりの考え方を話し合おうか。実は骨には、「いま」と「昔」が記録されている。いまとは、動物が自然界を生き抜くために凝らしている骨の工夫のことだ。また昔とは、生き物としてたどってきた骨の歴史を指す。形を見るのに少し疲れてきたあたりで、さて、骨のいまと昔を考え始めよう。
 
展示期間:2020年9月8日 火曜日から2020年11月7日 土曜日まで

※終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。

休館日 :日曜,祝日

開催時間:9時から17時
入場料 :無料
会場  :文京区教育センター2階 大学連携事業室

 

展示監督によるお話会

日時 タイトル 講師
2020年
10月24日 土曜日
「動物骨格の楽しみ方」 遠藤 秀紀 (東京大学総合研究博物館教授)

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相模湾の動物展 チラシ画像

「相模湾の動物」展チラシ

(PDFファイル; 約1MB)

相模湾の動物

―東京大学三崎臨海実験所コレクション―

展示指揮:佐々木猛智・遠藤秀紀

今回のコレクション展では、東京大学三崎臨海実験所から総合研究博物館に移管され、明治31年(1898年)から令和元年の間100年以上にわたり相模湾の生物相を記録した、標本2700点の中から良好で貴重な標本を選び展示する。

通常ではあまり目にする機会のない様々な動物もある。標本は1種ずつ伝統製法による手加工のガラスビンに納められており、独特の雰囲気を醸し出している。
 
展示期間:2019年12月7日 土曜日から2020年3月28日 土曜日まで

※終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。

休館日 :日曜,祝日及び年末年始(12月29日から1月3日まで)

開催時間:9時から17時
入場料 :無料
会場  :文京区教育センター2階 大学連携事業室

講演会・イベント

日時 タイトル 講師
2020年
1月25日 土曜日
三崎臨海実験所で実施している海洋生物調査 幸塚 久典(東京大学三崎臨海研究所・技術専門職員)
2月1日 土曜日 カンブリア爆発の新しい見方 更科 功(東京大学総合研究博物館・研究事業協力者)
2月15日 土曜日 海の貝の不思議 佐々木 猛智(東京大学総合研究博物館・准教授)
2月22日 土曜日 絶滅した海の爬虫類 久保 泰(東京大学総合研究博物館・日本学術振興会特別研究員)

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「昆虫の形と色の不思議」展チラシ」(PDFファイル; 約6MB)

昆虫の形と色の不思議

―オサムシ研究の巨匠・石川良輔博士の軌跡―

展示総指揮:矢後勝也・遠藤秀紀  展示副指揮:谷尾 崇・井上暁生
後援:日本昆虫学会、日本甲虫学会、ファーブル昆虫館「虫の詩人の館」


 東京都立大学名誉教授である石川良輔博士は、オサムシの研究で有名な昆虫学者です。自家用車で日本中を隅々まで走り回り、昆虫の種分化や地理的変異を調べ上げ、多くの新種や新亜種を記載し、やがてオサムシの形や色の進化を極めた巨匠でもあります。東京大学総合研究博物館に保管されている石川博士の多数・多様かつ美麗な標本に触れながら、昆虫研究をめぐる博士の軌跡を紐解くことで、昆虫に対する科学的好奇心を育むことができれば幸いです。
 
展示期間:2019年5月25日(土)~10月26日(土)(休館日:日曜,祝日)

※終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。
開催時間:9:00~17:00
入場料 :無料
会場  :文京区教育センター2階 大学連携事業室

 

昆虫学者による講演会・イベント

日時 タイトル 講師
2019/7/6(土) スクール・モバイルミュージアム「昆虫の形と色の不思議」展ができあがるまで 矢後勝也(東京大学総合研究博物館・助教)
2019/7/13(土) 昆虫の捕まえ方いろいろ 井上暁生(東京大学総合研究博物館・研究事業協力者)
2019/8/3(土) オサムシの研究とその魅力 石川良輔(東京都立大学・名誉教授)
2019/8/10(土) オサムシの種分化と種間交雑 久保田耕平(東京大学大学院農学生命科学研究科・准教授)
2019/8/17(土) 博物館での昆虫研究生活 矢後勝也(東京大学総合研究博物館・助教)
谷尾 崇(東京大学総合研究博物館/東京大学大学院農学生命科学研究科・修士2 年)
2019/9/28(土) オサムシを分ける錠と鍵 石川良輔(東京都立大学・名誉教授)

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