5月22日(金)
児童のみなさん、おはようございます。
曇り空が続いていますが、日曜日からはまた暑くなりそうです。水分をしっかり取りましょうね。

さて、今日は、ツバメの話をします。
ツバメは春を告げる鳥として知られています。ツバメの巣を見たことがありますか。屋根裏や軒下など、人の住みかの近くに巣をつくります。これはカラスなどの天敵から身を守るためにあえて人間の近くを選んでいると考えられています。ヒナには、親鳥が交代でエサを与えます。なんと一日に500回もえさ場を往復することもあります。

9月中旬~10月の終わりに気温が下がると、えさとなる昆虫が少なくなるので日本を離れて、台湾やフィリピン、マレー半島などの、3000~5000㎞も離れた南の国へ移動します。飛ぶスピードは時速45~50㎞で、一日に300㎞も移動することもあります。太陽の位置を目印にしながら進路を決めています。

ツバメには「半球睡眠」という、すごい能力があります。
それは、脳の半分だけを眠らせて、周囲に気を配って飛び続けながらも休むことができるという力です。長い距離を飛び続けられるように身に付けた渡り鳥の能力だそうです。すごいですね。
みなさんの家の近くでもツバメの姿が見られる
といいですね。