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特色ある教育活動

スクールガード

 スクールガードは、主に登下校時や日中の子供たちの安全を見守るというボランティア活動です。本郷小学校では平成19年12月10日にPTA・町会・商店街などの地域ボランティアの皆様の参加・協力を得て発足しました。

 本校では、スクールガードに先立ち、平成18年4月から春日通り沿いの真弓商店会・真弓青年会の皆様が、地域安全監視員として自主的に店頭より子どもたちの登下校時の安全を見守ってくださっていました。そこで、本校のスクールガードの皆様に着用していただくベストについては、区から貸与される黄色のものに加えて、地域安全監視員の皆様と同じオレンジ色のものを学校独自に製作し、犯罪の抑止効果をねらうとともに、活動のシンボルとさせていただいているところです。

 さて、本郷小スクールガードを発足するにあたり、活動の目標として掲げたのは、誰もが無理なく参加できるような仕組みと活動内容にしようということでした。そこで、登下校時のパトロールを中心に、子供たちに挨拶・声掛けをして犯罪や交通事故から守るという活動が継続的に行えるように、保護者の皆様には当番制で全員の方に参加していただき、地域の皆様には可能な範囲で参加していただくこととしました。皆様のご協力により、おかげさまで現在もこの形で継続することができています。

 スクールガード活動を通して実感していることは、地域の方々が子供たちの安全を本当に真剣に考えてくださっていることということです。子供たちの安全を守るという面において不安や危惧を抱かざるを得ない時代だからこそ、地域との連携がとても大切であり、地域の皆様の思いや大切さを再認識する次第です。

 スクールガード活動を通して、学校・家庭・地域が一体となり、より一層、子供たちの安心・安全な環境づくりが行われていきますよう、これからも努力しなければと考えております。


わくわくウェンズデイ



 わくわくウェンズデイは、平成21年4月に保護者ボランティアの皆様の参加・協力を得てスタートしました。

 それまで本校では、「放課後遊び」と称して、週2〜3回、教員が児童看護に当たる形で、児童に放課後遊びの時間と場を提供してきました。ところが、平成21年4月より、新学習指導要領への移行措置に伴い、週時程を大きく変更したため、放課後遊びの時間の確保が非常に困難な状況とならざるを得なくなりました。

 この事態を憂慮した当時のPTA会長が、比較的たっぷりと遊びの時間を確保することができる水曜日の放課後に着目し、保護者の皆様に遊びを見守るボランティアスタッフを呼びかけてくださった結果、この事業の趣旨に賛同してくださった多くの保護者の皆様のお力により、「わくわくウェンズデイ」という新たな名称のもと、水曜日の放課後遊びが実現する運びとなりました。

 その後、平成23年度からは、運営母体がPTA組織に正式に位置付けられ、わくわく委員会の委員の皆様による運営となり、現在に至っています。

 子供たちは、「わくわく」をとても楽しみにしており、発足以来、毎回、平均100名以上の児童が参加させていただくほど、大盛況な状況が続いています。地域に遊び場の少ない本校の子供たちにとって、安全・安心な環境下で伸び伸びと遊べる貴重な機会です。保護者の皆様に温かく見守っていただきながら遊べることへの感謝の気持ちを引き続き育んでいきたいと考えています。


わんぱく冒険ひろば


 「わんぱく冒険ひろば」は、10年前に旧真砂小学校の「わんぱくランド」と、旧元町小学校の「冒険ひろば」が一緒になって始まりました。発足当時の「地域の子供たちにとって安心で安全な遊び場所を作りたい!」という願いは現在も受け継がれ、保護者や保護者OB・OGのボランティアの皆さん、卒業生を始めとする学生スタッフの皆さんの協力によって運営されています。

 土曜日、日曜日や長期休みに校庭でのびのびと子供たちが遊べる環境があるということはとても素晴らしく、保護者や兄弟・姉妹と一緒に楽しく遊べる場所として幅広く利用されています。

 「わんぱく冒険ひろば」では、いろいろな球技を始め、フラフープや一輪車、縄跳び、鬼ごっこなどをしている子供や、のぼり棒、鉄棒、雲梯を練習している子供など、さまざまな運動や遊びをしている子供たちの姿を見ることができます。そのなかで、スタッフが一番驚かされるのは、小さな子の面倒を大きな子がよく見てくれることです。高学年の子供と低学年の子供が一緒に遊んでいる姿は、見ていてとてもほほえましく感心させられます。

 ところで、「わんぱく冒険ひろば」の主なイベントとしては、「1年生を迎える会」「水遊び大会」「6年生を送る会」がありますが、平成19年からは各イベントに「本郷ブルーの大冒険」というサブタイトルが組み込まれ、子供たちが海賊に扮して、イベントのコンセプトである異年齢児童による交流ができるように、「たてわり班」をつくりいろいろなゲームを行っています。

 また、7月に実施する「水遊び大会」では、消防団(本郷第二分団)の方々のご協力により、消火ポンプを使った大放水も行っていただき、大変賑やかで楽しい夏のイベントとなっています。 これからも、地域の子供たちの安全で安心な楽しい遊び場作りを目指して、本郷小学校「わんぱく冒険ひろば」は更に素晴らしい場所になっていくでしょう。