2017年02月20日
145周年記念講演 上野動物園の始まり
上野動物園の園長でいらっしゃる土居利光様をお招きして、全校朝会で上野動物園の歴史についてお話しいただきました。明治5年、日本最初の「博覧会」が湯島聖堂で開催され、ガラスケースの中にたくさんの書画・骨董、そして動物のはく製が展示されました。これが日本の「博物館」の始まりとなり、明治6年には内山下町博物館が開館したそうです。そして、その見取り図の中には「動物館」の文字もあり、現在の「動物園」の始まりは、博物館であったことを教えていただきました。当時養育していた動物の中には、サル、はと、猫などのほかにも、かたつむりやサンショウウオがいたそうです。
そして上野動物園は、1882(明治15)年に開園。日本で最初の動物園だそうです。時代とともに園域を少しずつ広げながら現在の上野動物園になったことも教えていただきました。
最後には、動物園の役割をお話しいただきました。私たち来園者の娯楽や教育のため、そして動物の種の保存や調査・研究など動物が果たす役割はたくさんあることが分かりました。
身近な上野動物園が、湯島小学校と同じように長い歴史のある動物園であることを教えていただき、大変勉強になる講演でした。