今日はみんなに嫌われがちな生き物をピックアップ。

一つ目の写真に写るこの虫は、シャクガと呼ばれるガの仲間です。親指、人差し指で長さを測る様子を連想させることからシャクトリムシと呼ばれます。体をくの字に曲げ伸ばしながら前へ進むのですが、実は、足が体の前方と後方にしかついていないから、そのような進み方をするのだそうです。

二つ目はハエの仲間でヒラタアブの一種です。ハエやアブと言えば、不潔なイメージが強く、苦手な人も多いと思います。しかし、よくよく見てみると羽が虹色だったり、足をこする動きがユニークだったりと興味深い昆虫です。

かの有名な小林一茶もハエの動きを俳句に詠んでいます。

「やれ打つな (はえ)が手をすり 足をする」