1月24~30日は全国学校給食週間でした。全国学校給食週間は、学校給食の意義、役割などについての理解と関心を高め、学校給食がより充実・発展することを目的としています。林町小では、この週間にあわせ給食の歴史を振り返る献立を提供しました。

 

●日本で初めて(明治22年ごろ)の給食をイメージした献立●

 献立は、牛乳・ご飯・鮭の塩焼き・白菜のお浸し・すいとん汁です。

 

 学校を建てたお坊さんが【おにぎり、焼き魚、漬物】の昼ご飯を出したのが、給食の始まりと言われています。すいとんも、給食室でひとつずつちぎってもらっています。

 

●昭和35年ごろの給食をイメージした献立●

 献立は、牛乳・コッペパン・リンゴジャム・くじらの竜田揚げ・マカロニサラダ・クリームスープです。

 戦争による食糧不足で給食は一時中断されてしまいますが、時を経て昭和21年10月24日、外国からの支援により、給食が再開されました。アメリカから配給された小麦を使って 作られたコッペパンが、毎日の主食となりました。

 また当時は、捕鯨が盛んに行われており、おかずといえば「くじら肉」で、中でも「くじらの竜田揚げ」は、定番の人気料理でした。現在では、限定された場所のみでの捕鯨のため、くじら肉は貴重なものとなっています。

 

●昭和40年ごろの給食をイメージした献立●

 献立は、牛乳・スパゲッティミートソース・フレンチサラダ・ぽんかんです。

 昭和40年代に、パンのみであった給食の主食を増やすため、給食用に「ソフトめん」という麺が開発されました。正式には、「ソフトスパゲティ式めん」と言います。東京都が給食に採用してから、全国各地に広がったそうです。ちなみにご飯給食の登場は、それよりもずっと後のことになります。

 

 麺の献立に、うどんはうどん、スパゲティはスパゲティとして出るようになったのは、ごく最近のことです。林町小でも写真のように献立によって麺(左:スパゲッティ、右:中華麺)を使い分けています。